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2014年、中国の石炭消費量が減少

中国の国営通信社である新華社は、中国石炭工業会の統計によると2014年は今世紀で初めて中国の石炭消費量が減少した年となったと報じました。

中国の石炭生産量と輸入量の減少も含め、こうした傾向の背景にはいくつかの要因が考えられます。グリーンピース・東アジアは、中国が重工業から離れ、新しくより多様化した他の産業やエネルギー効率改善などの分野に経済の構造的変化が起こりつつあることや、石炭利用をコントロールしようとする政府の政策を要因に挙げています。さらには経済的な実現可能性の低さや水環境への影響、深刻な大気汚染を理由とする石炭ガス化プロジェクトへの関心の低下にも起因すると見ています。同時に中国では、風力や太陽光、水力をはじめとする再生可能エネルギーが急速な広がりを見せています。

グリーンピース・東アジアはこの傾向を歓迎しています。中国の石炭消費は過去10年間にわたる世界のCO2排出増加量の半分以上を占めてきましたが、ついにこれが中国の経済成長と連動しなくなってきたからです。同団体の広報Fang Yuan氏は、「エネルギー革命に対する断固たる政治的意思と確かな目標、そして手段」があれば、中国は2020年よりも早く石炭消費のピークを迎えられると話しています。同団体は2016年から20年の五ヵ年計画に、それを公式な目標として定めることを求めています。

Fan氏は「中国の石炭ブームの終焉は明らか」と確信しており、石炭火力発電での利用を含め、中国がこの数十年に及んで膨大な量の石炭を消費してきたことを考えれば、世界の石炭産業に対する影響ははかりしれないでしょう。

出典:

中国の石炭生産量が2000年以降初めて減少(新華社、2015/1/23、中国語) 

 2014年、中国の石炭消費が減少。ピークコールは実現可能(グリーンピース・インターナショナル、2016/1/26、英語)